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気付けば11月

2023年11月08日 14:34

先週は久々にパーティのお仕事で、
懐かしい仲間にも会え、
楽しいお仕事でした(^^)

そして先日セントラル愛知
第200回記念定期演奏会に乗らせて頂きました。
防備録として

●チャイコフスキーSymphony No.5
チャイコフスキーといえば甘美なメロディ、
ロマンティックでいつも歌が溢れ出し、
それゆえ感情が入り込みすぎることもありますが、この5番は彼の円熟期の作品でもあり、
また4番から10年という時を経ています。
ところでTVの受け売りですが5という数字は運命的な数字らしいです。 「生か死」を表し、例えば
ベートーベンの『運命』も隠れた所に「生きるか死ぬか」「破壊か創造か」と言う意味があります。チャイコフスキーの5番も運命の動機というものが、全楽章を通してでてきます。
昔の人たちは宗教もそうですが
占星術なども積極的に取り入れていました。
ショスタコーヴィチの5番、マーラーの5番、
シベリウス、と名曲揃いなのも
納得できます。

●ブラームス piano concert No.2
特徴としては交響曲のような長さを持ち
この曲も50分ほどかかります。イタリア旅行で
インスピレーションを得てとりかかり、
2回目のイタリア旅行で一気に仕上げました。
ブラームスにしては明るい曲調で
1番の時から22年の時を経て完成させました。
ピアノは務川さん、色彩豊かな中にも
ブラームスの重厚感を感じさせる演奏でした。
彼は数年前にもコンツェルトで
ご一緒させて頂きましたが
その時に「全ての音を秒単位でどうするかを
熟考し音を作っている」と聞き、
自分の音に対する意識が変わった瞬間でもありました。

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